アンソロなど「分厚い」薄い本の原稿に取り掛かる際の転ばぬ先の杖。
100~300ページ規模の本において、「ノド」側にどれだけ「空き」が必要かをざっくりと示した下書きレイヤーです。
検証には3D製本プレビューを使用しました。
締め切り前後、印刷後の悲劇を避けるために適宜ご活用ください。

左ページには180度回転してお使いください。
うっすらとグラデーションがかかっているところは、薄い本でもノドに吸い込まれがちな部分です。
「レイヤープロパティ」の表現色をモノクロに切り替えることで、製本時に裁ち落とされる部分・ノドに巻き込まれて消えてしまう部分をすばやく確認できます。
||| ガイドを使った調節方法 |||
上記サンプルの例では、基本枠(内枠)を初期設定※で作成しています。
ガイドレイヤーを置いて確認してみると、文字位置の調節が必要だとわかります。
コマ枠に関しても、ノドに呑まれて圧迫感があり、本の厚みによっては完全に隠れてしまう位置のため修正が必要そうです。
コマ枠は「基本線」をもとに描画されるので、作品の基本設定も変更しておくとよいでしょう。

- 「ページ管理」メニュー
- 「作品基本設定を変更」
- 「基本枠」の幅や横オフセットの値を調節
※幅125.00、高さ180.00。
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