パステルカラーのカラーセットで、アセッツにアップされているものの中で、使いやすさの点で満足のいく物が無かったので、自作しました。アナログ絵の具マニアの僕が、デジタル的に使いやすいカラーセットを、と考えて作成したものです。これはほぼほぼ算術的に作られたモノですので、実際のアナログ画材のパステルとは原理的に全く異なります。その点ご注意を。
「淡い色合い」のことを、日本では一般的に「パステルカラー」
と言ったりします。
ですが、実際のアナログ絵の具の「パステル」というものは
必ずしも淡い色合いの絵の具ばかりではありません。
それはさておき(笑)。
僕がアセッツを見て回った限りにおいて、
『淡い色のカラーセット』については、
「使いやすくて、正確性が高く、便利なカラーセット」
という条件を満たすものはなかなか見当たりませんでした。
ですので、他所様頼みではらちがあかないと考えて、
結局、自分で作ることに致しました^^。
このカラーセットは、
「使いやすさ」「わかりやすさ」「正確さ」「利便性」に気を配って作成したつもりです。
ちなみに、一番左の縦列が、
淡い色でなく「極彩色」になっているのには、理由があります。
そもそも「淡い色」というのは、基本的に「どういう色合いなのか?」
というのが判別しづらいものです。
このカラーセットでは、
縦列の一番左を見れば、「色合い」、
つまり「これが色相環上のどの色なのか?」が、ひと目で判ります。
「プレシジョン・パステルライク 色相環状表示Ⅲ」の方は、
(※あくまで僕のノートPCの15インチディスプレイにおいては、ですが)
「表示方法」を「サイズ指定 小(2)」にして幅を調節すると、
下図のように表示させることができます。

これは、左の列が、下に向かって赤からオレンジ、黄色を経て緑とシアンへ、
そして、右の列は、下から上に向かってシアンと青から紫を経て、赤へ、
と、反時計回りに、円環状にループした色相環状の表示になっています。
慣れれば便利なハズです。
また、「プレシジョン・パステルライク 縦長表示」の方は、
「表示方法」を「サイズ指定 中(3)」にすると、


個々人でディスプレイのサイズなどは違うでしょうから、
表示方法については、お好みに応じて、使い分けて下さい。
右端の「黒から白へのグラデーション」は、
明度0%から100%までを、5%刻みで、
モノクロカラーを オマケ(笑)としてつけています。
(註:このカラーセットは、RGB空間ではなく、HSV空間で作成されています)
パステルライク(あくまでも「パステル『ふう』」笑)カラーの方に関しては、
色合いの「めやす」のために、彩度100%の一番濃い色が一番左に表示され、
その横に、彩度40%から10%までが、5%刻みで七段階表示されています。
色相については、基本的に、0~360までを算術的に15刻みで分割し、
その上で「絵を描く上で実用上必要欠くべからざる色相」をプラスしてあります。
使用感など、感想をいただけると
ブラッシュアップver を制作するうえで参考になりますので、
どうぞお気軽にメッセージなどなさってください^^。
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更新履歴
2019/03/06現在、色相環状表示の方の重複した色を、修正いたしました。
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