・不規則な模様を描くためのブラシです。
・具体的には遠くから見た木の葉や茂み、木の幹、迷彩模様などを簡単に描けます。
・基本のブラシと各種設定を変更したブラシ含まれています。
【1】これだけ見ればOK
- こんなイラストが描けるブラシです。

【2】使い方動画

【3】基本的な使い方

1.不規則模様ブラシ1
- 基本のブラシです。
2.不規則模様ブラシ2(散布)
- 「不規則模様ブラシ1」の散布効果を有効にしたブラシです。
3.不規則模様ブラシ3(散布、横)
- 「不規則模様ブラシ2(散布)」のブラシ先端の厚さを垂直方向50%に変更したブラシです。
- 桜(ソメイヨシノなど)の木の幹の横方向の縞模様を描くのに便利です。
4.不規則模様ブラシ4(散布、中以上)
- 「不規則模様ブラシ2(散布)」のブラシ先端から、小および極小のものを削除したブラシです。
- よく茂った木の葉や茂み、迷彩模様を描くのに便利です。
5.不規則模様ブラシ5(散布、横、小以下)
- 「不規則模様ブラシ3(散布、横)」のブラシ先端から、中、大、特大のものを削除したブラシです。
- 「不規則模様ブラシ3(散布、横)」と併せて使用して汚す消すといった微妙な変化を付けたり、地面に落ちた桜の花びらを描くのに便利です。
6.不規則模様ブラシ6(散布、小以下)
- 「不規則模様ブラシ2(散布)」のブラシ先端から、中、大、特大のものを削除したブラシです。
- 「不規則模様ブラシ2(散布)」と併せて使用して汚す消すといった微妙な変化を付けたり、風に舞った桜の花びらを描くのに便利です。
7.不規則模様ブラシ7(散布、縦)
- 「不規則模様ブラシ2(散布)」のブラシ先端の厚さを水平方向50%に変更したブラシです。
- 木の幹の縦方向の模様を描くのに便利です。
8.不規則模様ブラシ8(散布、縦、線の向き)
- 「不規則模様ブラシ7(散布、縦)」の「粒子の向き影響元設定」で「線の方向」を有効にしたブラシです。
- 線の方向に伸びたような表現となり、曲がりくねった木の幹や流水などを描くのに便利です。
9.不規則模様ブラシ9(散布、筆圧)
- 「不規則模様ブラシ2(散布)」の「ブラシサイズ影響元」で「筆圧」を有効にしたブラシです。
- 「不規則模様ブラシ1」と「不規則模様ブラシ2(散布)」の間のような使い心地ですので、茂みの類なら大体これ一本で描けます。
10.不規則模様ブラシ10(筆圧)
- 「不規則模様ブラシ1」の「ブラシサイズ影響元」で「筆圧」を有効にしたブラシです。
- 細かい茂み描いたり、微調整に便利です。
- 蔦、しだれ桜や藤の花などを描くのに便利です。
11.不規則模様ブラシ11(ブラシサイズ10)
- 「不規則模様ブラシ1」の「ブラシサイズ」を「10」に変更したものです。
- 森や木の遠景を描くのに便利です。
- そのまま縦に何本か線を引くだけで雑草や針葉樹の遠景のように見えます。
12.不規則模様ブラシ12(厚さ25、線の方向)
- 「不規則模様ブラシ1」のブラシ先端の厚さを垂直方向25%に変更し、「向き影響元設定」で「線の方向」を有効にしたブラシです。
- 木の幹(輪郭)や太い木の枝、木の根、地面の木の影を描くのに便利です。
13.不規則模様ブラシ13(厚さ25、線の方向、筆圧)
- 「不規則模様ブラシ12(厚さ25、線の方向)」の「ブラシサイズ影響元」で「筆圧」を有効にしたブラシです。
- 細い木の枝や木の根、地面の木の影を描くのに便利です。
【4】実際の使い方(木の枝、桜の木の枝)
(1)適当な緑色を選択し、「不規則模様ブラシ9(散布、筆圧)」でぐりぐりと描きます。
ほどよく歪で抜けがある方が自然な感じになりますので、適当に描きます。

(2)項目(1)で描いたレイヤーの上に乗算レイヤーを追加し、不透明度を「50」に変更し、下のレイヤーでクリッピングします。
下半分をボールの影を塗るような感じで塗ります。

(3)項目(2)で描いたレイヤーの上に乗算レイヤーを追加し、不透明度を「50」に変更し、下のレイヤーでクリッピングします。
下4分の1をボールの影を塗るような感じで塗ります。

(4)項目(3)で描いたレイヤーの上に加算レイヤーを追加し、不透明度を「50」に変更し、下のレイヤーでクリッピングします。
今度は上半分を塗ります。

(5)項目(1)で描いたレイヤーの下にレイヤーを追加し、抜けている箇所を埋めるように塗ります。

(6)項目(5)で描いたレイヤーの上に乗算レイヤーを追加し、下のレイヤーでクリッピングします。
項目(5)で描いた箇所をぐりぐり塗って影を付けます。
葉っぱの中に空間があり、葉の裏側の影になっているのが見えるような、立体感のある表現になります。

(7)項目(2)で描いたレイヤーの上に乗算レイヤーを追加し、下のレイヤーでクリッピングします。
下4分の1をボールの影を塗るような感じで塗ります。

(8)項目(7)で描いたレイヤーの上にレイヤーを追加し、適当な茶色を選択し、「不規則模様ブラシ13(厚さ25、線の方向、筆圧)」で枝を描きます。
更にその上に不透明度50の乗算レイヤー、加算レイヤーを追加し、下のレイヤーでクリッピングして、適当に影や明るい部分を描きます。

(9)項目(8)で描いた枝の葉に隠れている部分を適当に消して完成です。

(10)使用する色をピンク色に変更して、抜きを多め、加算レイヤーを増やし明るめに描き、風に舞う花びらを散らせば桜の木の枝になります。

【5】実際の使い方(木の幹)
(1)適当な茶色を選択し、「不規則模様ブラシ12(厚さ25、線の方向)」で木の幹の輪郭を描きます。
特に手を揺らしたりせずとも樹皮の凸凹としたラインが描けます。

(2)項目(1)で描いたレイヤーを複製し、「不規則模様ブラシ12(厚さ25、線の方向)」で木の幹の内部を描きます。
適当に描くだけで木の樹皮っぽく描けます。

(3)項目(2)で描いたレイヤーの下のレイヤーを選択し、「編集レイヤーのみ参照選択」ツールの隙間閉じを最大(20)に設定して、シフトキーを押しながら木の幹の左右の空白を選択し、「選択範囲」>「選択範囲の反転」を選択し、木の幹を塗りつぶします。

(4)項目(2)で描いたレイヤーを選択し、合成モードを「乗算」に変更します。

(5)レイヤーフォルダーを追加し、項目(2)、(3)で描いたレイヤーを移動し、レイヤーフォルダーの上に乗算レイヤーを追加し、不透明度を「50」に変更し、下のレイヤーでクリッピングします。
向かって右側に「不規則模様ブラシ12(厚さ25、線の方向)」で影を描きます。

(6)項目(5)で描いたレイヤーの上に加算レイヤーを追加し、不透明度を「30」に変更し、下のレイヤーでクリッピングします。
向かって左側に光が当たっているように描きます。

(7)(必要に応じて)明るい赤っぽい幹になってしまったので少し暗い、こげ茶色に変更します。
レイヤーフォルダーを追加し、項目(2)、(3)で描いたレイヤーを含めたレイヤーフォルダー、項目(5)、(6)で描いたレイヤーをまとめて移動、複製し、「レイヤー」>「選択中のレイヤーを結合」を選択し、レイヤーを結合します。
結合したレイヤーの合成モードを「乗算」、不透明度を「50」に変更します。

(8)「レイヤー」>「新規色調補正レイヤー」>「色相・彩度・明度」を選択します。
「色相・彩度・明度」画面で、色相に「5」、彩度に「-40」、明度に「10」を入力し、[OK]をクリックします。
これで完成です。

【6】作例
(1)桜の木の枝1

(2)桜の木の枝2

(3)桜の木1

(4)桜の木2

(5)木の幹

(6)桜(ソメイヨシノ)の木の幹

(7)おまけ1

(8)おまけ2
別売りの「レトロ風加工素材集」を使用するとこんな画像も作成できます。

以上
1.不規則模様ブラシ
更新履歴
2025/03/31 新規作成
2025/04/09 [期間限定50CP]終了、タイトルと紹介文を変更
2025/04/17 ASSETSチャレンジ参加のため、「garden」タグを追加