椅子から立ち上がるアニメーション用ポーズ集です。
椅子から立ち上がるアニメーション用ポーズ集です。
座っている状態:chair_to_stand1 から 立ち上がった状態:chair_to_stand6 までの6枚構成です。
フレームレートは8fps(1秒間に8枚)を基本としています。
1 基本的な使い方
基本的な使い方は、アニメーション用ポーズ集の第1段である「female-walk1」に記載していますので、そちらの記事をご参照ください。
ここでは簡略的な説明といたします。
1-1 プロセス簡単説明
- アニメーション用の新規書類を作成。フレームレートを8とします。
- お好きな3D体型やキャラをアニメーションフォルダに入れ、デフォルトで入っている1のセルを削除し、今入れた3Dモデルのセル名称を1にします。
- このセルを6枚複製します。
- セル番号を正規化し、1〜6の連番とします。
セル1のモデル <ー chair_to_stand1
セル2のモデル <ー chair_to_stand2
セル3のモデル <ー chair_to_stand3
セル4のモデル <ー chair_to_stand4
セル5のモデル <ー chair_to_stand5
セル6のモデル <ー chair_to_stand6
1-2 最初の動作確認
この段階でアニメーション動作を確認すると、モデルの動作がちょっとおかしいことがわかります。(アニメーションGIFでは、立ち上がる動作+座る動作としています)
立ったり座ったりする際に、足がスライドしてしまうのです。本来は、足元は固定されていてほしいのですが、Z方向の位置が腰の中心で中心合わせになってしまうため、このような状態になってしまうようです。
1−3 Z方向の調整
Z方向の位置については、マニュアルで調整する必要があります。どうにかして固定できないか色々と試してみたのですが、今の所解決案は見いだせていません。
位置調整はオニオンスキンをONにし、単純にセル2のモデルのつま先をセル1のモデルのつま先に合わせます。以降、順次セル3〜6について調整していきます。
マウスを使った移動ツールだと不正確と感じるのであれば、位置調整するモデルを選択し、「サブツール詳細」ー>「配置」ー> 位置Z の数値を調整することで、Z方向(モデルの前後方向)に正確に動かすことができます。
注意)3Dモデルを回転させた場合、XYZの方向が変化して微調整が困難になる場合があります。
1−4 動作の再確認
調整後は自然なアニメーション動作が確認できると思います。
このページのサンプルで示しているアニメーションは、座った状態から立ち上がった状態、そして立ち上がった状態から座った状態を繰り返しています。
6枚のセルを使った応用ですが、以下のような設定としています。
2 アングルの変更
足の位置の微調整がどうしても必要なため、モデルはできるだけ回転させず、演出が必要な場合は、カメラ位置を調整したほうが無難だと思います。
2−1 カメラ位置をZ方向に90°回転させたサンプル
2−2 カメラ位置をななめふかん位置にしたサンプル
3 まとめと応用
3Dモデルを使うことで、絵を描く前にある程度動きがわかりますが、それ以前にどのような時間間隔で絵を描いたらよいのかなかなかつかみにくいと思います。
この動作は、自分自身で椅子からゆっくり立ち上がりながら、体の角度や手の位置などを確かめながらモデルのポーズを調整しました。立ち上がる際に行ったことは、数を数えたことです。「1,2、3・・・」と数え、2のときの姿勢、3のときの姿勢を観察し、モデルに投影していきました。
複雑な動作などはビデオ撮影のほうが早いかもしれませんが、簡単な動作はこの程度の観察でもかなりそれっぽくできることがわかりました。
ご参考になれば幸いです。
アニメーション基本動作