色のバリューをそろえて塗る「大陸塗り」が簡単にできるブラシです。
下地の上に好みの色を塗るだけで、色のバリューをそろえた軽く鮮やかな塗り込みができます。

この解説における「色のバリューをそろえる」は、簡単に言うと輝度が同じ色を使っているということになります。
左のイラストを輝度だけで表示したのが、右のモノクロのイラストです。
肌や髪の鮮やかな色が、輝度だけで見るとごく自然なコントラストに落ち着いているのが分かると思います。

使い方はごく簡単!
描いた絵にこのブラシで好きな色を直接塗るだけ。
まずはご自身が過去に描いたカラーイラストに、このブラシで直接描きこんでテストしてみてください。
無彩色の下地には色が付かないのでご注意ください。
はっきりした定義はまだないと思いますので私見ですが、いわゆる大陸塗りとは「輝度ではなく彩度・色相で塗り分ける技法」が含まれていると考えています。
印象派の画家やマティスやゴッホも使っていた技法で、人の視覚に近い指標で輝度がコントロールできるようになった今、これを活用しない手はないと思います。

この技法でなにができるかというと、絵に華やかさ・軽やかさを与えつつ、情報量が一気に増やせます。
輝度だけでコントロールしようとすると画面が重たくなりがちですが、それを抑えながら面や質感の情報を描きこむ余地が大幅に広がります。

私が使うときに気をつけていることは
- 補色や反対色を使って、鮮やかさやコントラストを出す
- 色数は少なめに(2~4色)
- 光の表現には積極的に輝度を使う
- なるべく面を塗り分けるために使う
という感じですが、気持ちよく好きに大胆に使っていただければと思います!