あおりのアングルで髪をそれっぽく描きたいためだけに作った髪のアタリ用3D素材です。
2024.7.19
前髪と後髪で別素材に分離し、前髪の種類を選べるようになりました。

・髪アタリ用3D_前髪
・髪アタリ用3D_後髪
以上2点です。
髪型はレイアウトから選べます。
https://tips.clip-studio.com/ja-jp/articles/9478
↑TIPSにも使い方をまとめています。
現在お読みいただいている素材解説ページは文字数制限があるのでTIPS版の方がより詳細です。
素材を活用すると髪の立体感を意識しながら描けます。
例えば↓この髪型であおりのアングルを描く場合に


私は↑こんな感じになってしまいがちでした⋯。
ぱっと見は大きい違和感はないのですが、これは別アングルから見ると下図のようになっています。

髪に重力がかかっていません。
そこで髪を回転させて調整しますと↓こんな感じになりました。


なんだかとっても重力やあおりのアングル感を感じます。
髪の長さと重力のかかり方、アングルによって髪がどんな感じになるかの検証に役立ちますという素材です。
3D素材のつくりは平面のパーツをつなげた原始的なものでなかなか不恰好かと思います。
アタリ用と言う事でご容赦ください。
物理演算などの気の利いたものはないためルートマニピュレーターで回転させて調整をお願いします。

クリスタver2以降をお使いの方は親子関係を設定すれば目も髪もついた状態にできます。
いろんなポーズやアングルに挑戦できます。

クリスタのver2.2以降では親子関係の設定というとても便利な事ができます。
上図のように動いてくれます。
頭部3Dとデッサン人形を組み合わせる事で顔と体型を自分好みに設定できます。
そこに髪もくっつけると作画補助に役立つかと思います。
↓この辺りについては公式の解説がありますのでそちらをご覧ください。
3D素材を組み合わせてイメージを具体化しよう[親子関係を設定]【PRO/EX】
https://tips.clip-studio.com/ja-jp/articles/8416
目玉3D素材も出品しています。


目が描きやすくなる目玉3D
https://assets.clip-studio.com/ja-jp/detail?id=2029276
自作の絵を入れられる目玉3D
https://assets.clip-studio.com/ja-jp/detail?id=2086503

マテリアルは4種類あります。
耳はどこ?となった時には半透明が便利です。
グリッド有
グリッド有_半透明
グリッドなし
グリッドなし_半透明

前髪のレイアウトは全部で34種類(17種類x2)
大まかなので細かいところは想像で補って描く事が必要です⋯。

後ろ髪のレイアウトは全部で12種類(6種類x2)
位置が頭部3Dに合わせる事を想定した1と3Dデッサン人形用の2があります。
2はデフォルトの「3Dデッサン人形-Ver.2(女性)」に合うようになっていますがクリスタver1向けです。
ver2以降でデッサン人形や頭部3Dにアタッチする際には1のレイアウトを使ってください。
イメージする髪型に近いものを選び、必要に応じて調整してください。
可動は設定していますが、一個一個動かさないといけないのでちょっと面倒です。
髪型によっては動きが微妙かもしれません。
複数選択してルートマニピュレーターで動かした方が楽かもです。
※前髪はぱっつん前髪でないとうまく動きません。
ご注意ください。
前髪はルートマニピュレーターでの操作を特に推奨します。
↓0
髪が広がります。


スライダーをいい感じに動かすと風になびく感じになります。
↓50
平常時の位置です。

↓100
前に髪が垂れます。
お辞儀している時とかにいいかなと思います。

単品でも使用できますが、デッサン人形や頭部3Dと組み合わせた方が便利です。
デッサン人形と一緒に使用する際にはまずはデッサン人形をキャンバスに貼り付けてください。

デッサン人形の位置は動かさず、続いて髪アタリ用3D(前髪と後髪の両方)もキャンバスへ貼り付けてください。
頭部3Dと組み合わせる時は貼り付けるのは髪アタリ用3Dとどちらが先でも支障はないと思います。
大きさの調整や上下、前後に動かして位置を合わせてください。
クリスタver1をご使用の方はデッサン人形と合わせてください。
親子関係の設定はできない都合上、ポーズはつけずでカメラアングルでお辞儀している風にする等の対応をお願いします。
↓ロールを活用すると便利かと思います。
3D背景のためのカメラ解説とトラブル回避方法
https://tips.clip-studio.com/ja-jp/articles/8518#9624a40e
ver2以降の方は頭部3Dとも組み合わせてご使用いただけます。
頭部の形に合わせて大きさは調整してください。
楕円形な頭に合わせる場合には顔の横幅に合わせて髪アタリ用3Dの全体の大きさを変更してください。
サイズ調整後、おでこの辺りの位置が合うように配置してください。

後頭部が足りないと思うので「髪アタリ用_後髪」を後頭部に合わせて移動させてください。

髪アタリ用3Dをオブジェクトスケールで後頭部に向けて伸ばして変形すると比率が変わる事で髪の配置がやや崩れる事があるのでおすすめできないやり方です。

↑毛束はこんな感じで繋がっているのでルートマニピュレーターで動かせば細かく調整できます。

単に長さを変えるだけの場合はここから下を伸ばしたいなあと思うところを複数選択してオブジェクトスケールで調整してください。

クリスタのver2以降では髪型の調整の際は「移動基準軸」「回転基準軸」を「オブジェクトに合わせる」を設定してください。
複数操作基準点は「それぞれの原点」に設定してください。
ver1ではこの設定ができないので髪型は変えにくいかもしれません。
髪の毛を伸縮するだけでも雰囲気は変わるので細かく調整すれば結構いろんな髪型にできると思います。
前髪と後髪の組み合わせをいろいろ試しても楽しいです。

クリスタのver2以降では髪の流れを重力に合わせて変える際は「移動基準軸」「回転基準軸」を「地面に合わせる」に設定するといいと思います。
前屈みの時は髪の黄色部分と前髪を選択して回転させるといいかなと思います。
髪が結構めり込んでしまいますがアタリ用という事でご容赦ください。
こだわりたい時は個々に微調整していい感じにしてください。
あおりアングルに便利な髪アタリ用3D _240719更新
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2024.7.19
前髪と後髪で別素材に分離し、前髪の種類を選べるようになりました。
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