二重枠で囲って塗りつぶし
■概要
二重の枠つきで選択範囲を塗りつぶします
使用例(25%に縮小)

↑after ↓before

メイン描画色が枠の色で、サブ描画色が下地の色になります
結果は新規レイヤーに描き込まれます
作成されるレイヤーはカラーのラスターレイヤーです
■アクションセットの内容と説明
細かい動作の違いの組み合わせにより、4種類のアクションに分かれています
(条件1) 枠を作るのは内側か、外側か
(条件2) 角になる部分の処理方法は、丸か角か
さらに単位系の違いで「px」用と「mm」用とで別々のアクションになっています
用途や目的に合わせてお選びください
(よくわからない場合は「px」用の方をご利用ください)

・「二重枠付塗りつぶし 内側 丸形」
基本となるアクションです
範囲の内側に枠を作成します
これで問題がある場合、ほかのアクションを試してみる、といった流れになると思います
上のサンプルの黒枠の図形はこのアクションの結果です
・「二重枠付塗りつぶし 内側 角形」
範囲の内側に枠を作成します
食い込んだような部分で丸みを出さずに角ばった形状になります
傾きのない長方形が複数組み合わさったような図形に向いています
上のサンプルの青枠の図形はこのアクションの結果です
・「二重枠付塗りつぶし 外側 丸形」
範囲の外側に枠を作成します
外縁に丸みが出ます
複数の図形が組み合わさったような形には「外側」タイプが適していることが多いでしょう
上のサンプルの赤枠の図形はこのアクションの結果です
・「二重枠付塗りつぶし 外側 角形」
範囲の外側に枠を作成します
丸みのない枠を形成します
斜め方向の幅が大きくなるので、独特な雰囲気の仕上がりになることが多いです
傾きのない長方形が複数組み合わさったような図形に向いています
(2つ目の「内側 角形」との使い分けについては、必要な範囲がシビアな場合こちらの方が使い勝手が良いかもしれません)
※どのアクションも[境界効果]を使って最外周に細い白色(色固定)の境界線を引いています
アクションを実行後、Undoを1回実行すると[境界効果]を無効にします
常にオフにしたい場合、アクションの最後の項目[境界効果使用の変更]の左のチェックをはずして無効にしてください
または、このコマンドを削除してしまう手もあります
※Ctrlキーを押しながらレイヤーのサムネイルをクリックするとレイヤーから選択範囲を作成できます
常にレイヤーから選択範囲を作成して実行するという使い方をする場合、デフォルトで無効になっているアクションの最初のコマンド[選択範囲を作成]の左側にチェックを入れて有効にすると選択範囲を作る手間を省けます
※選択範囲が無い場合や全域が選択されている場合、エラーを発生させる設計です
■枠の太さをカスタマイズしたい場合
アクションの設定を少し変更してください
アクション名の左にある[>]をクリックして内容を開いて、[選択範囲を縮小]/[選択範囲を拡張]の項目の左側にある空白のチェックボックスを有効にしてください
この状態にすると設定値を入力するダイアログがアクションの途中で表示されて、プリセットの値から変更できるようになります
1つのアクション内に3か所、幅を指定できるところがあります
内側タイプは一番外側からの距離で指定する必要があるので注意してください
(つまり累計で指定します 例)9-6-3 → 9-15-18)
外側タイプは単純に幅を指定していきますが、順番は内側のフレーム幅が先になるのでこちらも注意してください
■素材の使い方
アクションを使用するにはまずアクションセットを登録します
[オートアクションパレット]の追加ボタンを押してこの素材を登録します
または[素材パレット]からこの素材を[オートアクションパレット]にD&Dで放り込んでもアクションセットが登録されて利用できるようになります
後はアクション名をダブルクリックするか、選択して再生ボタンを押すことで実行されます
よく使うアクションなどをショートカットキーを使って実行することもできます
割り当ては、[ファイル]→[ショートカットキー設定]を開き、[設定領域]:「オートアクション」の中にあります