標準のアイコンの色合いでオリジナルアイコンを作成するのに便利なテンプレート
サンプルデータ付き
制作環境:PC版(Windows) FHD
■テンプレートの使い方
メニューの[ファイル(F)]→[新規(N)...]を選択すると[新規]ダイアログが出ます
[作品の用途]は1枚イラストを選び、幅と高さは120x120(px)、解像度は72にして「カラー」を選択。用紙は使わないのでチェックを外し、テンプレートでこの素材「クリスタアイコン作成用テンプレート」を指定します。(この時検索タグで「アイコン」や「レイヤーテンプレート」に絞ると見つけやすくなります)
OKを押す前に、プリセットに登録しておくと、次回以降入力しなくて済むので便利です
プリセットに登録した後はプリセットのプルダウンメニューから選べます
この設定でOKを押すと、こちらで作業していたのと同じサイズでレイヤーデータが準備されるはず
■レイヤー構成
(1).一番上のフォルダはテンプレートを構成するグループで特に機能はありません
(2)(3).紫のレイヤは最終的な色を変更するためのものです
(4).この緑のフォルダの中で作画作業を行ってください
レイヤーマスクは外側いっぱいまで使うとサイズ感が大きくなるような場合に外側を少し削るためのものです。通常は無効のままで使いません
(5)(6).サンプルデータ
太いマーカーをイメージしたアイコンです
(7).オレンジのレイヤーは作業時に利用する背景です
アイコンとしてPNGで保存する際には非表示にします
(8).[サブツールの設定]で[アイコンの背景色]を指定した場合の背景イメージ。アイコンの使用時の大きさによって3種類に分かれています
(12).配色テーマを「濃色」にして、さらにスライダーを左に動かして暗めにした場合の環境色
(13).偽の透明背景パターンを表示します。ピクセル単位で描画している際に表示拡大率によっては透明色のパターンと混ざってわかりにくくなるのを防ぐ目的で用意しました
■アイコンの保存
アイコン画像は背景を透明にできるPNG形式が良いと思います
サイズは120x120そのまま。自動で縮小されるので大きくてかまいません
■アイコンのサイズについて
アイコンに使う画像は自動的に縮小表示されるので基本的にはあまり細かく気にしなくても大丈夫なはずですが、くっきりした線(ドット)にしようとすると、サイズを気にすることになります
画面に表示されるアイコンの大きさは[インターフェースのスケーリング]の設定により異なります
[タッチ操作に適したインターフェースに調整する]が無効な場合
20x20
[タッチ操作に適したインターフェースに調整する]が有効な場合
20x20 : 「小」30x30 : 「標準」 (※)40x40 : 「大」
なので、120x120(px)かその数倍で作画すると良さそうです
ドットを意識して作業する場合はグリッドを活用すると便利です
(120x120で作業する場合、20なら6、30なら4、40なら3ピクセルのグリッドに従うとくっきり表示されるはず)
(※) 標準のツールアイコンの背景色は31x31あります。また、30x30サイズで使用する場合、120x120で保存するとぼやけてしまうようです。ドットをくっきり表示させるには30x30で保存してください
■アイコンを設定する
[サブツールパレット]からアイコンを変更したい[サブツール]を右クリックして[サブツールの設定]ダイアログを呼び出します。そこに[ツールアイコン]という項目があり[ユーザー設定...]を選ぶとファイルを選択するダイアログが出るので上で保存したPNGファイルを指定します
■結果例
←20x20の例(データは120x120)([アイコンの背景色]を変更しています)
■最後に
ツール系の他に、コマンドバーのアイコンもカスタマイズできますよ