ラスターレイヤーで描いた線画をそのまま参照元にすると、バケツ塗りをした時の塗り残しが気になるのを、一工夫して改善するオートアクションです。
線画の隙間も見えない線であらかじめ塞ぐので、意図的に空けられた隙間を活かしたまま、囲い塗りなどがやりやすくなります。
①線画を用意します。
②線画レイヤーを選択状態にしてオートアクションを実行します。
すると線画を複製してベクター変換したレイヤーが作成され、元の線画はいったん非表示になります。
③そのままだと隙間があるので、ペンで隙間を塞ぎます。
加筆したところが分かりやすいように描画色は青に変更されています。
④隙間埋めが終わったら、非表示になっていた白い塗り潰しレイヤーと元の線画を表示します。
これで塗りつぶしができる状態になりました。
塗りつぶしの設定は「ベクターの中心線で塗り止まる」「中心線も含める」を有効にしてください。(自動選択・囲い塗りも同様)
また、見えない隙間が空いていることがあるみたいなので、隙間閉じも有効にしてください。
ラスター線画をそのまま参照するより少し綺麗に塗りつぶせます。
結局③の隙間を塞ぐ作業が発生するので手間を劇的に軽減する訳ではないのですが、綺麗な線で塞ぐことを意識しなくていいので前よりちょっとだけ楽になったな…と私は思います…