スキャン画像に使える赤い下書きを消すアクションです。
線画の清書は紙をメインに、トーンや彩色はデジタルがいいといった人にどうぞ
・影指定・注釈を1枚の紙に描いて分離したい
・腱鞘炎防止に消しゴムを使いたくない。
・目がつらいのでトレース台やディスプレイから離れて作業したい。
・先生が紙作業から離れられない。
といった場合に非常に役に立つと思います。
使い方や注意点は、使用例をご覧ください。
【使い方】
スキャン画像が描画されたレイヤーを選択し、アクションを実行するだけです。基本はスキャンした画像や写真で取り込んだものに使ってください。
【注意点】
清書した線画の色補正はアクションを実行した後に行ってください。先に補正してしまうと、赤で描いた下書きの色がおかしくなって線画が抽出しにくくなります。また赤と黒以外の色は使わないでください。(濃淡表現は可能です)青や緑などは黒に変換されてしまいます。
【サンプル全体図】

【ピクセル原寸】

【使った画像について】
サンプル画像は、下書きを赤で印刷したものにミリペン(ピグマ)で清書したものです。スキャナはカラー設定(Epson px1600f)で取り込んでます。
この画像ではないですが、動作確認にCanon MG6330も使用してます。
【画材について】
・清書画材└ 鉛筆、黒いインクのペン・下書き画材└ 色鉛筆赤(朱色寄りのものをおすすめします)・水性サインペン・フリクションの赤このあたりなら大体大丈夫です。
サンプルは下書きのしやすさから薄めのピンク寄りにしてますが、色鉛筆の赤で筆圧が強い場合でも特に問題はありません。赤でも青の混じった紫寄りになるとうっすら抽出される場合があるので、その場合は色を変えることをおすすめします。念のため、自分の画材とスキャナで実験してみてください。
スキャナもメーカー差や個体差があります。仮に若干出ることがあっても、抽出後のペン画を色補正した際に飛んでしまうケースもあるので、気にならない場合もあると思います。
【赤以外はできないの?】
赤以外の色はスキャナや光の性質上黒が混ざりやすいため向かないです。それ以外の色を使うとどうしても線の交差部分で部分的に線が太ってしまい質が落ちてしまいます。