選択範囲を複数保管
選択範囲を保存したり復元したりするアクションです
ショートカットキーに登録して使うと、各キーに選択範囲を記憶させるような使い勝手になります
設定例)F1にLOAD[1]、Shift+F1にSAVE[1]
※保存した選択範囲はファイル毎に別々のものになります
■セット内容
■使い方
SAVE[n]で選択範囲を保存し、同じ番号のものをLOAD[n]することで保存した選択範囲が復元されます
保存は[1]~[12]の12ヶ所に可能です
SAVE[n]の際、以前に登録されたものがある場合は破棄されます
ずっと保存しておきたい場合はレイヤーをコピーして名前を変えておくなどしてください
(コピーしたレイヤー名に「○○ のコピー」と付く環境設定でお使いの場合、コピーしただけで名前は変わっています)
このアクションセットには2つの動作モードのグループがあります
・上半分のアクションを以降「通常モード」と呼びます
・下半分のアクション(名前に「LE」が含まれる)を以降「LEモード」と呼びます
□特徴
◇通常モード
・必要に応じてストックが生成される
準備(初期化の手順)が必要なく使いたいと思った時にすぐ使える
・作業中のレイヤーのすぐ近くに選択範囲レイヤーが作成される
※アクション内の最後から3番目「最背面へ」のチェックが外れている場合(デフォルト)
・ステップ数が多く動作が重め
・不要になった選択範囲レイヤーは随時削除してOK
◇LEモード
・最初にストックできるレイヤーを作成しておく必要がある
使う前に「初期化」の手順が必要で、レイヤーの数を予め決めておく必要がある
・選択範囲レイヤーの位置は新しい範囲を登録しても変わらない
・動作が少し軽い(ステップ数が通常モードと比べて少ない)
・選択範囲レイヤーは基本消さない
□各モードの使い方
◇通常モード
選択範囲を保存したくなったらSAVE[n]を実行する
選択範囲を復元したくなったらLOAD[n]を実行する
◇LEモード
最初に準備が必要です
「選択範囲<LE> Init (LE専用)」を1度実行してください
デフォルトでは[1]~[4]の4つのレイヤーが準備されます
Undoすることで用意されるレイヤーが増えていきます(最大[12]まで)
Undoを実行して使いたいレイヤーの数を調整してください
これで必要な選択範囲レイヤーが作成されました
あとはSAVE[n]/LOAD[n]を任意のタイミングでご利用ください
※準備されていない番号にLEモードでSAVE[n]しようとすると選択中のレイヤーが消失して選択範囲レイヤーに置き換わるという動作になりますのでくれぐれもご注意ください
正しく実行していれば、このセット内のアクションの動作で緑色の選択範囲(ストック)が見えることはありません
◇モードの混合
LEモードで使用していない番号は通常モード(セットの上半分のアクション)で使用することができます
例えばLEモードで[1]~[4]を使用していて足りなくなった場合[5]~[12]を通常モードで操作できます
※同じ選択範囲レイヤーにアクセスするので、[1]~[4]に通常モードのアクションでアクセスするとおかしな挙動になります
■カスタマイズ/動作オプション
少し細かな話になりますがアクションの動作を一部カスタマイズ可能です
よくわからない方はスルーしてかまいません
□選択範囲がない場合でも登録を受け付ける
選択範囲が無い状態で選択範囲を登録しようとするとエラーを出して警告する動作が入っています
無視して続行できる設計になっていて、警告が不要な場合は無効化可能です
対象アクション:SAVE系全般
コマンド位置:1~2
デフォルト:有効
操作:1~5を無効にする(チェックを外す)
補足:3~5が無効になっていないと選択範囲が作られてしまいます
□選択範囲が無い場合は全域を選択範囲として登録する
選択範囲がない状態で登録しようとする場合に自動で全域を選択範囲にすることが可能です
対象アクション:SAVE系全般
コマンド位置:3~5
デフォルト:無効
操作:3~5を有効にする(チェックを入れる)
補足:1~2を無効にしておくと範囲エラーが出なくなります
キャンバスサイズを拡大すると全域ではなくなる点に注意が必要です
□作られる選択範囲レイヤーを最背面に移動させる
対象アクション:通常モードのSAVE系
コマンド位置:27(最後から3番目)
デフォルト:無効
操作:対象のコマンド「最背面へ」のチェックを入れる
補足:27が有効な場合、26は無効にできます(しなくても動作します)
□存在しないストックからロードしようとした場合に選択範囲をクリアしない
対象アクション:通常モードのLOAD系
コマンド位置:4~5
デフォルト:有効
操作:4~5を無効にする(チェックを外す)
補足:マスクを作って消しているとこです
LEモード系は最初に用意するハズ、という設計なのでこの機能の切り替えはできません
見比べると分かると思いますがLOAD系アクションの内容はどちらのモードも大差なく、LEに対して通常のLOADが実行可能です
(即ち見出しの条件でLEモードでも選択範囲をクリアさせたい場合は通常モード用のLOAD系を使用してください)
■開発環境
Clip Studio Paint Ver.1.13.2 PC版 (Windows)