イラスト調フィルターサンプル
LT変換サンプル
■お願い
重い素材になります。データの事前バックアップを行ってください。
半透明素材の御簾を複数枚表示すると、操作、LT変換が遅くなります。5分ほど掛かる場合もあります。
■トーンと描画について
サンプルの画像は主にLT変換を前提とします。
また、緻密な線の作成ついては高解像度を要します。サンプルの画像と動画は8598*4695pxを基に加工しています。
■内容一覧
建物1素材と、間仕切り4素材の計5素材9種になります
間仕切りは東対の一部分のみ用意しています。複製、回転してご利用ください。
建物
寝殿(TAI) 1種
間仕切り
御簾(BAMBOO) 2種、木戸(WOOD) 3種、襖と土壁(KAMI) 2種、壁代(CLOTH) 1種
本説明ページの容量制限により、間仕切りのご説明は割愛します。
また、間仕切りは一部非表示にしてあります。オブジェクトツリーやレイアウトプリセットから操作してください。
■モデル規格 構造
柱間距離芯々3.0m(内法2.75m)、高さも同様です。
実際の構造とは違います。私の知識不足によるものが多く、恐縮の至りでございますが、ご了承いただきますようよろしくお願いします。m(__)m
■インストールと操作方法
読み込み、操作、動画サンプル
コピペとデリートによる素材単位で複製と削除が可能です。
移動、回転の操作については円形のマニピュレーターでは難しいので、数値制御をお勧めいたします。(工具アイコン>サブツール詳細>配置)
読み込み方法 (上画像は別素材です)
同じレイヤーにドロップすることで、位置合わせが可能です。
便利な機能
A: 回転中心指定 カメラコントロールが楽になります。
B: レイアウトをリセット 非表示にしたモデルを表示します。
カメラアングル: 他の素材を同レイヤーに読込んだ場合も、東対モデルをクリックすることで、上のプリセットがご利用になれます。
レイアウト:細部の表示切替は、オブジェクトツリーから設定してください。
レンダリング設定とオブジェクトリスト
陰影は付与していますので、光源などはオフ状態で使えます。
クリッピングは建物内部の表示に便利です。
その他、操作方法や描写方法の詳細はマニュアル等をご確認ください。
■構成
建材毎に移動、回転、表示切替が可能です。
オブジェクトリストの下層で建材個別に、上層で纏めての操作が可能です。
多層のため意図しない建材を選択してしまいがちで*、さらに選択から操作可能になるまで1秒前後のラグがあり、根気が必要です。オブジェクトリストからゆっくりと選択していただくことで、比較的ましになります。
*素材を複数使用している中で、とある部位を選択する場合、動かす部位の素材名を上リストでクリックすることで、選択ができる模様です。
間仕切り設定後。コピー、移動、回転、表示切替を駆使して足りない部分を補った結果。オブジェクトツリー下部に複製のボタンがあり、そこから間仕切りを複製すると便利です。
■加工サンプル
未加工、LT変換、イラスト調フィルター、グラデーションマップの加工結果です。
8598*4695pxのキャンバスで加工した画像をモニターサイズに縮小して、JPG保存しています。
未加工サンプル
間仕切り未表示
レイヤーにドロップした直後の東対。モデルは全てモノクロです。
LT変換サンプル
LT変換はEX版専用の機能です。
LT変換の特異な点は、輪郭線の緻密さにあると思います。面の色(トーン)はグラデーションマップで代替できるものの(下記グラデーションマップサンプル)、線の緻密さと細さは、例えばイラスト調フィルターでは代替が難しいです。
左から線(ポリゴンベース)、線(テクスチャベース)、トーン、それらの複合
LT変換で線の抽出は2種、トーンの抽出は1種が可能で、変換後にレイヤーの表示切替でそれらを組み合わせることができます。
変換後に出てくるレイヤーの設定で、明暗を調整することもできます。
カメラ後ろのモデルを非表示にすることで、操作性が緩和します。
暗めのトーンでシリアス、スタイリッシュ、あるいはホラーテイストにできます。
イラスト調フィルターサンプル
この加工フィルターは明暗のコントロールが出来ず、更に線もやや粗いですが、輪郭抽出は可能です。特に直線的すぎない柔らか味のある線が描画される傾向にあります。
明暗のコントロールは難しいものの、トーンの抽出も可能です。
距離によって相対的な線の幅が変わります。
出力されるレイヤーが1枚のみです。そのため例えば建物を遠近別に調整したい場合、対象モデルを事前に3Dモデルを非表示にするといった作業が必要です。
線と面で変換後、線のみ再変換
複数回重ねることで線の量と濃さが変わります。
グラデーションマップサンプル
グラデーションマップサンプルは面の明暗の抽出が主です。パラメータの設定はやや煩雑ですが、LT変換より繊細な設定が可能で、更にLT変換には難しいグラデーションを絡めた加工が可能です。このグラデーションで得られる見た目には、より写実的、艶のある陰影、或いは眩しさを感じる明部といった印象を受けます。
グラデーションによって滑らかな明暗が得られやすいです。
設定によってLT、階調化のような印象にも変更できます。
明るい部分は艶やかになりやすいです。色数の自由な作品向きの表現かもしれません。
繊細な面の表現力はグラデーションマップの強みかと思います。
■サンプルのパラメータ
各おおよその数値となります。またトーンはキャンバスの表示サイズによって見た目の明るさに変化があります。
LT変換のパラメータ
イラスト調フィルターのパラメータ
グラデーションマップサンプルのパラメーター
最後までご精読していただき、ありがとうございました!これからもよろしくお願い致します。