自作のアナログ水彩描画をブラシにしました。
ふわっとしたエッジが特徴の、周りの色を引きずって混ざるタイプのブラシです。
ブラシサイズが小さいときと大きいときで質感の見え方が変わってきます。エッジのアナログっぽさが特徴であるため、ある程度大き目にぶわーっと塗ることを想定しているブラシです。
Shiftを押しながら直線を引くとくっきりめ、フリーハンドだと筆圧に応じて濃淡が出ます。

円をぐりぐり描くとこんな感じ。中心はうっすらムラっけがあありますが概ねベタ塗りっぽくなります。

周りの色をひきずって混ざるタイプのブラシなので、色をあんまり濁らせたくない場合は使う色毎にレイヤー分けして重ねることで色味を作ってもいいでしょう。ある程度透明度があるブラシなので、実際の絵の具とは全然違いますがなんとなく混色っぽいようなニュアンスは出ます。
画像上段は色毎にレイヤー分けして重ねているだけのもの、下段は一枚のレイヤー上で色を混ぜながら塗ったものです。

ツールプロパティでお好みの設定にしてください
ツールプロパティの下地混色の設定で描画が色々変わるので試してみてください。自分が使う時も描きながら設定をいじりまくっているので正しい値は特にないです。このブラシの最大特徴は、実際の水彩描画がブラシ先端になっているということで、それ以外は必要に応じて変えて使っています。
ペンタブで描くことを想定しており、筆圧感知のあるなし等でも描画が変動しますが、特にマウスで描くときはペンの挙動が違うと思います。
下地混色は初期設定では にじみ になっています。下地混色をオフにするか、混色設定の 色重ね にすると水彩のペン先形状そのままのスタンプのような使い方ができます。

水彩境界は初期設定ではオンになっています。微妙な差ですがオフにすると描画がよりソフトな印象になります。

色塗りサンプル
線画は鉛筆ツール、塗りはこのブラシのみで制作したサンプルです。
やり方にもよるのですが、ごりごりにアナログっぽいというより、エッジがふんわりした描画やしっとりめの質感が出るブラシです。
