セルルック3Dの技法を利用した頭部モデルです。
カメラアングルを限定した頭部モデル4種です。

・横顔
猫っぽい横顔です。私の理想を追求したフォルムです。

CLIP STUDIO公式の3D頭部との比較です。おもに「マンガ-ソフト」と「ちび」をブレンドしています。

目じりが少し破綻しています。LT変換の際はご注意ください。

・正面
理想の横顔を元に調整した正面からのアングル専用モデルです。
目と眉毛の間が広いので優しい印象の顔になっています。

横顔用をそのまま正面に使っても問題は無いのですが、私の好みに合わせて微調整しました。

具体的には鼻の先端の位置を下げて影を自分好みに、目の横幅と向きを変えてより柔らかい表情に、口の幅を大きくすることで下描きとして使いやすくしました。
・←左向き (斜め45°)
横向きモデルをそのまま使うとどうしても普段の私の絵と乖離してしまうので斜め向き専用に調整したモデルを作りました。

『横顔用』と『←左向き用』の比較。

3Dとして正しい構造は横顔用モデルなのですが、イラストに使おうとすると奥側の目が隠れて見えません。
これでは人物の表情がわかりづらく、見る人への訴求力が落ちてしまいます。そのために左向き用のモデルを作りました。
このモデルはカメラアングルが下図のように限定されます。

なぜ角度が限定されるのかというと、このように歪んだ構造になっているからです。

鼻、口、目をカメラから見やすい位置にずらしてやることで読者(視聴者)に対して人物の表情をしっかり見せることが出来ます。

20°までが絵的に成立する歪みの限度と思われます。これ以上は奥側の目の横幅が手前の目より大きくなってしまうからです。鼻の位置はご自身の判断で調整してください。
この技法はセルルック3D(日本の2Dアニメ風3D)で多用されているものです。
CLIP STUDIOの3Dモデルにも『マンガパース』という手足を強調する類似の機能がありますのでこれと併用するとデフォルメの強いマンガらしい絵が描きやすくなります。
右向き用も用意してあります。

最後に、横顔用のほっぺが丸々しててとても可愛いので後ろからも見てあげてください。

これらを元に可愛い顔をたくさん描いたり、技術面において参考にしてもらえると幸いです ^^/
猫っぽいぷにほっぺヘッド4種