イラストや写真をハッチング風に加工するオートアクションです。
あくまでも「風」ですが、木版や銅版の印刷画、スケッチなどの表現に。
元の画像は残ります。
プリッセットとして4種の線数を入れてありますが、お好みでどんどんカスタムしてください。
線数が少ないほど古い時代のものっぽい?
細かいものは架空世界の紙幣なんかにも使えそうです。
※下の画像は原寸を25%縮小したもの
<!注意!>
■■解像度は600dpiに変更推奨です■■
レイヤーのトーン化を利用しているのですが、トーンは解像度600以上の漫画原稿が前提なので、
解像度が小さいとうまくエフェクトがかかりません。
(解像度72のままかけると1ドットのノイズみたいになってしまいます)
印刷用イラストや写真の元データなど、十分な大きさがある場合は、画像サイズは変えずに解像度だけを変えます。
[画像解像度を変更]で[ピクセル数を固定]にチェックを入れると、サイズはそのままで600dpiに変更できます。
上記と同じ内容の補助アクション「サイズそのまま解像度600」を同梱しています。
加工したあとは同じ方法で解像度を戻すのを忘れずに。
一応72dpiに戻す時用に「サイズそのまま解像度72」も同梱しています。
300や350も必要であれば適宜追加してください。
WEB用など小さな画像にかけたい場合は、画像そのものを大きくしてから解像度を変更してください。
ドットがガビガビになっても、こういう加工なのであまり目立たないです。
■■レイヤーロックは解除してください■■
レイヤーにロックがかかっているとうまくエフェクトがかかりません。
(アクションが途中で停止します)
レイヤーロックがかかっている場合はロックボタンを押して解除してください。
■■ハッチング部分はモノクロ二値で作成されます■■
トーン化を利用しているので、ハッチング部分はモノクロ2値で作成されます。
印刷用ではない場合は、スムージングか縮小をかけてジャギを軽減するとよいでしょう。
写真を例に、使い方の簡単な説明です。
ここではアンティークな本に載っていそうな単体の椅子を作ってみます。
必要なのは椅子だけなので、適当に背景を塗りつぶしました。
どうせ明るい部分は白く飛ばしちゃうので、このくらい適当でもOKなのです。
アクションを再生します。
グレーにしたあとの[レベル補正]でダイアログが出るようになっています。
※山の形は画像によって異なります。
白い部分がそれなりにあるほうがそれっぽくなるので、
白い部分ができるまで「白い三角」を左の方に動かしていきます。
「黒い三角」は一番左端にします。
完全な黒はトーン化されないので、黒を極力減らすためです。
中間の「灰色の三角」はお好みにもよりますが、
右に動かすとコントラストが強くなり、せっかく消した黒がまた生まれてしまうので、
動かすなら左側へ。
今回は左に動かして、かなり明るくしました。
※結構昔にスマホで撮った写真なので、画質がかなり悪いですが、むしろザラザラしている方が古めかしくなるのかも…?
次に[2値化]でダイアログが出るようになっています。
このレイヤーは最終的に影や線画・ちょっとしたニュアンスなどになります。
(レイヤーは別になるので必要なければあとで削除できます)
お好みで調整してください。
※ふさわしい数値は画像によって異なります。
あとは最後まで自動でアクションが再生されます。
できあがり。
色を変えたり、古紙っぽくしたり、色々とご活用ください。