スキャン原稿二値化アクション

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この素材はスタジオモードでご利用いただけます。(スタジオモードとは?

ペン入れまでをアナログで作業した原稿をスキャンしたものを、線の太さや強弱のニュアンスがなるべく変わらないように二値化できるオートアクションです。
以前私がサイトで公開していたPhotoshop用のモノクロ二値化アクションと似たような結果になるように作成しました。

作成される「主線」はモノクロレイヤーで、「白」の部分はすべて削除されます。
スキャンしたレイヤーは、非表示でそのまま残りますので、ミスなどがあった場合のやり直しにもすぐ対応できます。


オートアクションの中身のコマンドはこちらです。

基本表現色がモノクロのキャンバスにスキャナで画像を読み込んだ場合、画像は「画像素材」で網点に「トーン」化されているかもしれませんが、その状態のままオートアクションを実行しても大丈夫です。


オートアクションが終了すると「主線」というレイヤーができます。
合成モードは「乗算」のモノクロレイヤーで、白い部分はありません。
スキャンした画像は、スキャン直後の状態のまま残って非表示になっていますので、やり直しや、なにか別の使い方をするなどの場合もスキャンからやり直さなくても大丈夫です。
必要のない場合は非表示のまま置いておいても大丈夫ですが、レイヤー数を減らしたい場合などは削除してください。

実行結果はこんな感じです。
左上の直線は、線の太さの比較目安です。



ただ、スキャンした画像はアナログ原稿のコンディションやスキャナーの設定によっても状態が変わると思いますので、納得の行く結果にならない場合は、スキャナの設定を変更してみたり、スキャンした画像に色調補正などをかけてから試してみてください。
スキャンは、原稿用紙のメモリなどもうっすら入るくらいの濃いめで読み込んだ方がいいかもしれません。

「ゴミ発見用アクション」
おまけで、効率的にゴミが見つけられるオートアクションも入っています。
単にレイヤー効果の「フチ」を適当な太さで目立つ色にしているだけですが、ゴミが目立ちますので、そのまま消しゴム等で消せばOKです。

ゴミを消し終わったら「色フチ解除」のオートアクションを実行してください。フチの色を白に戻してレイヤー効果「フチ」をオフにします。

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公開日 : 5年前

更新日 : 5年前

摩耶薫子さんのプロフィール ...もっと詳しく

CLIP STUDIO PAINTでまんが描いてます。「名称未設定」というサークル名でクリスタノウハウ本を発行しています。発行した同人誌はBOOTHで通販も受け付けています。Twitterでのノウハウはmin.t http://min.togetter.com/id/k_maya にまとめています。

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