アニメーション作成ソフトウェア向けの2Dモデルを楽に作るためのツールとアクションのセットです。
2Dアニメーションモデルの原画制作をスムーズに行うキットです。
以下の使い方をよくお読みの上ご利用下さい。
【特徴】
・線画を1枚のレイヤーに描くことができます。
パーツ分けは線画を描き終わってから行うので、線画を描く間にレイヤーを切り替える手間がありません。
・全てのパーツを表示したまま、下塗りを行うことができます。
下塗りのはみ出しが足りない、はみ出しすぎるなどの失敗を防ぐことができます。
【入っているツール】
・線画選択ツール
・パーツ下塗りツール
・線画パーツ分けアクション
・パーツフォルダ作成アクション
・サンプルデータ
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【使い方】
1.ベクターレイヤーに線画を描きます。パーツが重なる部分は線がはみ出すように描いておきます。レイヤーはパーツ毎に分けても問題ありませんが、後述の内容のとおり、初めから全パーツのレイヤーを分けなくても問題無く作業ができるようになっております。
線画を描く際、消しゴム代わりに透明色のペンツールを使わないように気をつけて下さい。後の行程に影響します。
2.アクション「パーツフォルダ作成_(任意のパレットカラー)」を実行します。
フォルダのパレットカラーは6色から選択できます。パレットカラーはお好きな色に変更していただいて問題ありません。
アクションを実行すると、以下のようなフォルダが作成されます(以下は「パーツフォルダ作成_赤」を実行したときの結果です)。
フォルダの名前はパーツの名前に変更して下さい。
3.線画を描いたレイヤーを編集対象にした状態で、ツール「線画選択」を用いて任意のパーツの線画を選択します。
連続で複数の線画をクリック、またはドラッグで複数の線を選択できます。
線画が選択された状態で、アクション「線画パーツ分け」を実行します。
選択した線画が新規ベクターレイヤー「線画」に分離されます。
ベクターレイヤー「線画」は、行程2で作成したパーツフォルダ内の最前面に移動させます。
線画が煩雑で一度に全部選択するのが困難な場合は、以下の手順で新規ベクターレイヤー「線画」を作成してください。
①該当パーツの線画の一部をツール「線画選択」で選択
②アクション「線画パーツ分け」を実行
③該当パーツの残りの線画をツール「線画選択」で選択
④カット(⌘+X)→②で生成されたベクターレイヤーにペースト(⌘+V)
以下、③④を繰り返し、該当パーツの全線画を新規ベクターレイヤー「線画」に移動させます。
4.ラスターレイヤー「範囲指定」にツール「パーツ下塗り」でパーツ範囲を塗りつぶします。
このとき、重なっている他のレイヤーを非表示にする必要はありません。
ツール「パーツ下塗り」は、塗りつぶしたいパーツの線画レイヤーが参照レイヤーに設定されていないとき、うまく塗りつぶせません。
行程3を行った段階で線画レイヤーは自動的に参照レイヤーに設定されるので、基本的には気にしなくて問題ありません。
あるパーツの作業をしてから別のパーツの下塗りを増やしたい、などといった場合は、作業したいパーツの線画レイヤーが参照レイヤーに設定されていることを確認してください。
塗り終わったパーツのフォルダの透明度を50%程度に下げておくと、パーツ毎の重なりを確認しやすいです。
パーツに穴が開いている場合、適当に塞いでから塗りつぶして下さい。
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5.行程2〜4を繰り返し、全てのパーツを分けます。
線画のみのパーツ(作例では目、口)については行程3のみを実行し、レイヤーの名前を適当に変更して下さい。
6.任意の方法で各パーツを塗ります。
7.作品を.psdに書き出し、各パーツフォルダを統合します。
以上でモデルは完成です。
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行程6までを済ませた状態の作例をテンプレートとしてセットに入れてあります。
当ツールセットの開発・改善に向けて、皆様のご意見をお待ちしております。
お気軽にダイレクトメッセージからご要望をお寄せ下さい。
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